アニメーション Archive

鬼ごっこ

amazon:[DVD] 鬼神伝 「鬼神伝」を観た。
 監督は川崎博嗣、製作会社はスタジオぴえろ。劇場用長編映画ということでアニメーションの完成度は高い。これについては観る価値がある。
 原作は高田崇史による同名小説。作者は日本史において通説とされているものに新たな解釈を提示する、いわゆる歴史ミステリの書き手である。
 私はこの作者の良い読者ではないが、私の友人で岐阜の山奥に逼塞する男は作者の大ファンで、「高田崇史は読まなければならない作家のひとりだ!」と熱弁をふるう。「QED」は必読だ「カンナ」を読めと、口角泡を飛ばす熱さは愛すべきものだけれど、聞き手である私の反応が芳しくないので、この作家については最近は静かな友人なのだ。私の反応が「打てば響く」というほど良くないのは、私が高田崇史作品に瑕疵を見出してしまうからだ。友よ、そういうわけだよ。申し訳ない。
 日本史の蘊蓄や作者の提示する解釈は面白い。しかし、肝心の小説が受け入れられない。メロドラマというか何というか、とにかく私の読書志向に合わないのだ。メロドラマの文法自体を否定しないけど、頭に「安っぽい」と付くとなると話は別だ。
 本作について原作小説は読んでない。原作小説の作者名を知り、おおよそのあらすじを知って「なるほど、高田崇史らしいなあ」と思った。そこに作品への評価を下す要素は何もなく、なんだかんだで劇場用アニメになったくらいなのだからと、むしろ面白いに違いないと期待したのだったが......。

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