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amazon:[DVD] ベルセルク 黄金時代篇I 覇王の卵  昨日は新宿バルト9で催された「ベルセルク 黄金時代篇Ⅰ 覇王の卵」完成披露試写会に行った。
「ベルセルク」は三浦健太郎の同名漫画であり、白泉社の「ヤングアニマル」の看板だ。ただし作者がすべての作業をひとりでこなすため、通常の漫画家が連載するのとは桁違いに時間を必要とするのでなかなか読めないのが玉に瑕。
 また、「ベルセルク」は日本テレビ系列で「剣風伝奇ベルセルク」としてアニメ化されていて、深夜の放映ということで残虐描写から逃げなかった姿勢は国内外を問わず称賛の的となった。
 放映終了後も続きを求める声は聞かれるが、なにしろ原作漫画が終了しておらず、また前述したように本誌掲載も毎号とはいかない事情がある。しかもヤングアニマルは隔週発売の雑誌だ。いずれは追いついてどうにももどかしい現実がある。
 その渇を癒やすではないが、かつてのテレビアニメ放映分が劇場用映画として生まれ変わる。この報に触れたとき、「そんなことよりあの続きを!」と思ったものだが、予告編を観るうちにだんだんと観たい気持ちが強くなって。紀伊國屋書店新宿本店別館コミック売場では、レジカウンターにあるモニターで繰り返し予告編を流すものだから、「観たいかも」から「観ずばなるまい!」まで考えが変わってしまう。アレが最近話題のステルスマーケティング、ステマか?
 どうやら流行りのようなので、なんとなく「ステマ」って単語を使ってみたかったんだよう。

 完成披露試写会ということで舞台挨拶があった。
 司会を務めたのは、喋りの達者な兄チャンだなあと思っていたら、これが日本テレビのアナウンサーという。彼には申し訳ないけど、私の知らない名前だった。ただでさえ男性アナウンサーに興味がないところに、あまりにもラフな格好をしていたのでまさかキー局のアナウンサーだとは思わなかった。
 その司会者がゲストを呼び込むと、男女二人とともに甲冑姿の武者が登壇。この甲冑がなかなかに本格的で、歩く際に立てるカチャカチャという音が、素材が金属であることを告げる。新宿でこのように武装した人間を見たことなどなかったので、ちょっと胸躍ったよ。
 ゲストのうち男性は主人公ガッツを演じた岩永洋昭、女性はエンディングテーマを歌うAI。
 岩永洋昭の外見は、司会者も口にしたように、どことなくガッツに似ていて長身でガッシリした体格。隣のAIの背が低いだけに尚更デカく見える。聞けば中学まではサッカー、高校からはバスケットボールを続けているそうだ。ガッツを演じるにあたってまるっきり自分の素の声ではないものの、他の声優がするように声色を変えるということを求められず、その点では楽だったとのこと。
 岩永洋昭もAIも仕事に入る前に原作漫画を読み込んでいるらしく、特にAIは語りたいことが時間内に纏まらないくらいにのめり込んだとのこと。その想いを歌詞に歌声に込めたとのことで、彼女の歌の中でも一番歌うのが難しい楽曲に仕上がったそうだ。
 インタビューのさなか、岩永洋昭とAIの後ろに並ぶ甲冑武者のひとりが疲労困憊といった体裁で姿勢を崩す。そのコミカルな動きは、話題が声優として出演しているケンドーコバヤシに差しかかったとき。サプライズゲスト、ケンドーコバヤシの登場である(甲冑武者のひとりとして最初から登場していたんだけど)。
 兜を取った顔は真っ赤。聞くところによると、甲冑の総重量は30kgほどになるそうで、立っているだけでちょっとした重労働らしい。
 ケンドーコバヤシが声を当てたのは「三十人斬り」のバズーソで、役作りとして女三十人斬りを目指したところ、有料で二人、無料ではひとりも倒せなかったという体たらく。無事、下ネタで笑いを誘ったということでお笑い芸人として手応えを感じたのではないか。
 岩永洋昭とケンドーコバヤシと甲冑軍団が立ち去り、AIひとり残ると彼女のライブが始まった。歌うは勿論エンディングテーマ、「ウツクシキモノ」だ。熱唱とはこのことだと実感できるほどの歌声で、これだけでも来た甲斐があったと思えるくらい。観客の中には彼女の歌声で感極まって涙を流した者もいたかもしれない。

 司会者が何度となく云うように、このたびの映画化は第三章までが予定されている。おそらくは"蝕"までがその範囲だろう。そうならば、それはテレビアニメで扱った範囲と変わりはしない。
 もっと先までアニメ化を望むなら、それは第三章までの興行成績次第だ、だから観ろ観ろ、と。まるで脅しだ。脅しマーケティング、略してオドマだ。盆ぎり盆ぎり盆から先ゃオーランド!

 声優陣がテレビアニメから一新され、元のキャストに慣れた向きには違和感があるだろうが、作品を重ねるにつれてその声もキャラクターの血肉になるだろう。
 開幕早々、平沢進の楽曲が観客を行進の列に加えるのはさすがである。「Forces」こそ流れなかったけれど、あれで物語世界に引き込まれた。

「ベルセルク 黄金時代篇Ⅰ 覇王の卵」は2月4日公開。私は第四章以降も観たいので、ご協力お願い申し上げます。

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