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夢の続きはまたいつか

 2011年度における日本プロ野球の最後の試合、日本シリーズ最終第七戦が行われた。
 このたびの日本シリーズでは、中日ドラゴンズも福岡ソフトバンクホークスも本拠地球場では勝利を得ることをできず、福岡ドームの初戦と第二戦ではドラゴンズが、ナゴヤドームに舞台を移しての三戦ではホークスがそれぞれ連勝し、勝負は福岡の地で決することになった。
 昨日の第六戦はやはりドラゴンズが勝ち、どうにもこのシリーズはビジターが勝つような流れがあるように思われる。だとするならば、本日も福岡ドームでの試合だから、ビジターであるドラゴンズが勝つわけか? ドラゴンズファンとしては、ジンクスとも云えないものに縋りたくなる。選手を信じないわけではないが、落合博満監督を信じないわけではないが、これまでの六戦で計9得点しか上げてないことを考えると、いささか心許なくなるのだ。

 先発は第四戦に中継ぎで好投した山井大介が登板。
 日本シリーズで山井大介と云えば、2007年第五戦の幻の完全試合が思い出される。あのときは8回まで北海道日本ハムファイターズ打線を完全に抑えて、あと一イニングを残すのみとなっていたのを降板、絶対的守護神の岩瀬仁紀にあとを託した。
 当時、この采配に賛否両論があり、野球界のみならず物議を醸したのは記憶に新しい。
 その山井が先発投手に起用されたなら、それは感傷的な意味合いではなく、単に好調であるという評価に基づいてのことだろう。しかし、あの日の出来事を記憶している者にとっては、あの日の忘れ物を取り戻すチャンスが巡ってきたと思うのだ。山井よ、今度こそ頑張れ!
 まあ、そんなにうまくゆくわけがない。

 落合博満監督率いる中日ドラゴンズは投手陣の奮闘むなしく、宿痾と云える打撃不振を克服できずに、敵地福岡において敗れた。落合野球、八年間の集大成にしては寂しい幕引きではあるが、これも勝負事。勝者あるところに敗者あり。双方揃ってはじめて名勝負が生まれるのだ。チームのファンにとって、勝った試合は面白いに決まっている。負けた試合は悔しく、内容が素晴らしくても素直にそれを認められない。このたびの日本シリーズもそうだ。我ながら心の狭いことだ。
 落合博満監督、最後にもう一度胴上げを見たかった。

 3点を先取されたまま迎えた9回表、先頭打者の井端弘和がピッチャー強襲のヒット! とてもじゃないが打ち崩せそうになかったファルケンボーグが思わぬことで降板。風向きが変わったかに思われたが、緊急登板した森福がアウト二つを取り、秋山監督が最後に送り出したのは摂津。最後は和田一浩が三振を喫して試合終了。

 頭が下がるのは現地で応援のドラゴンズファンだ。特に9回表は一時も休まず声援を送り続けていた。あの姿を見て、落合博満率いる中日ドラゴンズに人気がないなんて誰が云える?
 それだけに本当に悔しい。だけど、またいつか、きっと!

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